江丙坤とは? わかりやすく解説

江丙坤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/16 13:16 UTC 版)

江 丙坤
生年月日 1932年12月16日
出生地 日本統治下台湾 台中州南投郡草屯街
(現:南投県草屯鎮
没年月日 (2018-12-10) 2018年12月10日(85歳没)
死没地 中華民国 台北市
所属政党 中国国民党
称号 旭日重光章

当選回数 1回
在任期間 2002年2月1日 - 2005年1月31日
院長 王金平

内閣 連戦内閣
蕭万長内閣
在任期間 1996年6月8日 - 2000年5月20日
総統 李登輝

内閣 連戦内閣
在任期間 1993年2月27日 - 1996年6月8日
総統 李登輝

中国国民党
副主席
在任期間 2000年3月20日 - 2012年9月19日
主席 連戦
馬英九
呉伯雄
馬英九
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江 丙坤
職業: 政治家
籍貫地 台湾省南投県
各種表記
繁体字 江 丙坤
簡体字 江 丙坤
拼音 Jiāng Bǐngkūn
和名表記: こう へいこん
発音転記: ジャン ビンクン
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江 丙坤(こう へいこん、1932年昭和7年〉12月16日 - 2018年民国107年〉12月10日)は中華民国台湾)の政治家外交官。台湾の対中交渉窓口機関である財団法人 海峡交流基金会(海基会)董事長、中国国民党副主席、国際民主同盟(IDU)副議長、東京スター銀行取締役会長等を歴任。2015年旭日重光章を受賞した[1]日本統治時代に使用していた名は江原 正雄

人物

1932年(昭和7年)12月16日台中州南投郡(現在の南投県)の貧農の家に生まれる。台湾省立法商学院(現在の国立台北大学)地政学科を卒業し、1960年(民国49年)に中国国民党第一期中山奨学金を得て東京大学に留学、農業経済学博士号を取得した[2]。駐日大使館、駐南アフリカ大使館の勤務を経て、1982年(民国71年)、経済部国際貿易局副局長を拝命。以後、経済部の要職を歴任し、李登輝総統・連戦内閣で経済部長(1993年-1996年)、蕭万長内閣で行政院経済建設委員会主任委員(1996年-2000年)を務めた。

2001年(民国90年)、立法委員選挙に国民党から不分区(全国比例代表区)で立候補して当選。立法院副院長に就任し2005年(民国94年)まで務める。立法委員を2期6年間務めた後、2008年(民国97年)5月26日馬英九総統のもとで海峡交流基金会董事長に就任し対中交渉のトップとなった[3]

2008年6月11日に海基会代表団を率いて訪中。大陸側の窓口交渉機関である海峡両岸関係協会の陳雲林会長や国務院台湾事務弁公室王毅主任と初会談し、週末直行チャーター便運航と大陸からの台湾観光解禁に合意した。11月3日には台北で陳雲林会長と第二次会談を行い、両岸の三通(通信・通商・通航の直接開放)の事実上の実現で合意。

2009年(民国98年)4月26日南京での陳雲林会長との第三次トップ会談では両岸直航便の定期便化、犯罪捜査・司法協力で合意した。その後まもなく辞意が伝えられたが、馬英九総統の慰留を受け、2012年(民国101年)9月まで在任した。その間、トップ会談は8回に及んだ。

また、国民党では2003年から2012年まで副主席を務めた。

日本との関連

脚注

中華民国
先代
蕭万長
経済部長
1993年 - 1996年
次代
王志剛
先代
徐立徳
経建会主任
1996年6月 - 2000年5月
次代
陳博志
先代
饒穎奇
立法院副院長
2002年2月 - 2005年1月
次代
鍾栄吉
先代
洪奇昌
海峡交流基金会董事長
2008年 - 2012年
次代
林中森




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