水戸東武館
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創立者 | 小澤寅吉 |
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団体種類 | 一般財団法人 |
設立 | 1874年(明治7年)1月1日 |
所在地 |
茨城県水戸市北見町2-26 北緯36度22分41.8秒 東経140度28分30.4秒 / 北緯36.378278度 東経140.475111度座標: 北緯36度22分41.8秒 東経140度28分30.4秒 / 北緯36.378278度 東経140.475111度 |
法人番号 | 6050005010686 |
主要人物 | 理事長 岡田広、館長 小澤智 |
活動地域 |
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活動内容 | 剣道、居合道、なぎなたの実践を通した青少年の育成・成人の社会教育 |
標語 | 文武不岐 |
ウェブサイト |
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一般財団法人水戸東武館(みととうぶかん、英語: Mito Tobukan)は、茨城県水戸市において剣道、居合道、なぎなた及び北辰一刀流剣術、新田宮流抜刀術を修練する道場「水戸東武館」を運営し、これらの伝統文化を伝承するために活動する財団法人。全日本剣道連盟、日本古武道協会に加盟している。
概要
1874年(明治7年)1月1日、水戸藩の弘道館剣術方教授であった小澤寅吉によって開かれた。門下から内藤高治、門奈正、佐々木正宜、高野茂義等、近代剣道の名剣士が輩出した。太平洋戦争の水戸空襲により焼失し、1953年(昭和28年)に再建された。道場の建造物は水戸市有形文化財に、道場で受け継がれている北辰一刀流剣術と新田宮流抜刀術は水戸市無形文化財に指定されている。
文部科学省、茨城県、全日本剣道連盟等の後援を受け毎年全国選抜少年剣道錬成大会を開催するなど、民間剣道場としては特異な規模を持つ。
財団名には東武が含まれているが、東武鉄道および東武グループとは全くの関係がない。
歴史
- 1955年(昭和30年)、第1回東日本少年剣道大会を開催。
- 2015年(平成26年)4月、道路拡幅工事のため移築。
歴代館長
参考文献
関連項目
外部リンク
水戸東武館
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千葉周作の門人で水戸藩藩校弘道館の剣術方教授であった小澤寅吉は、1874年(明治7年)、水戸東武館を開き北辰一刀流剣術を指導した。それにより、水戸藩に伝わった系統が明治以降も残った。幕末期に玄武館塾頭を務めた下江秀太郎が茨城県警察本署の撃剣師範に就任したことに伴い、1885年(明治18年)から1887年(明治20年)まで水戸東武館で指導した。水戸東武館出身の内藤高治、門奈正は大日本武徳会剣道の重鎮となり、明治後期から昭和初期の剣道界を北辰一刀流で指導した。 水戸東武館では北辰一刀流を代々継承し、第3代館長であった小澤豊吉が、皇道義会(東京)にて伝え、現在椎名市衛が伝承している。椎名は2013年より千葉家より宗家を譲り受けて、第7代北辰一刀流を名乗っている。第4代館長の小澤武は北辰一刀流宗家となって日本古武道協会に参加したが、小澤の死後は伝承が途絶えたが、平成18年頃よりビデオから再現した形稽古を始めたことで、水戸市は、2013年(平成25年)、水戸東武館の北辰一刀流を無形文化財に指定した。 系譜(小澤豊吉まで) 千葉周作 - 千葉栄次郎 - 小澤寅吉 - 小澤一郎 - 小澤豊吉 小澤寅吉以降の伝承者は以下の通りである 内藤高治 門奈正 小澤一郎小澤豊吉 森山繁雄小澤武 小澤喜代子 谷島三郎椎名市衛
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