民営化初期の微細な改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 14:02 UTC 版)
「国鉄キハ183系気動車」の記事における「民営化初期の微細な改造」の解説
120 km/h 運転対応(N183系) 1988年(昭和63年)3月ダイヤ改正に伴い「北斗」の 120 km/h 運転に対応させるため、最高速度 110 km/h のN183系にダイナミックブレーキ本工事を実施し、NN183系と同じ最高速度 120 km/h に引き上げる改造を行った。 グリーン車(基本番台・キロ184形)内装更新 N183系の導入により、陳腐化が目立っていたグリーン車の内装更新工事を1987 - 1988年に実施した。 客室内張りや敷物の張り替え、トイレ・洗面所の更新を行ったほか、座席は配置を 2+1 列に変更のうえ各席に液晶ディスプレイを設置した。施工後の定員は24名である。車掌室にはカード式公衆電話が設置された。キロ182形(5両):1, 5, 7 - 9 キロ184形(1両):901 普通車(基本番台・900番台)内装更新 窓際の灰皿を撤去し、肘掛を灰皿付きの肘掛に交換。 モケット・カーテンを順次N183系タイプに交換。 通気口閉鎖工事(基本番台・900番台・NN183系) 高速でトンネルを通過する際に、気圧の変動で耳の鼓膜を刺激するいわゆる耳ツンが生じるため、妻面の貫通路上方の通気口を塞ぐ工事が行われ、該当する全車両の工事を完了している。 ヘッドマークのロールマーク化 貫通形先頭車(100番台・500番台・1500番台)はキハ82形同様にアクリル板のヘッドマークを照明板の外側に取り付けていたが、それをやめて14系客車や非貫通形先頭車(基本番台・900番台)のように電動のロールマークを内蔵する仕様に変更された。この変更によりヘッドマークはやや小さめのサイズとなっている。
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