比喩としての使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 10:22 UTC 版)
野戦病院状態 - 前述の日本軍の悲惨な実態から転じて、「医療施設等で十分な物資や人員が賄えず、負傷者・患者に対する必要な治療が受けられない状態」を「野戦病院状態」と称する。そこから更に転じて、集団で行うプロスポーツ(プロ野球、サッカーなど)において主力選手がケガや不振で続々と離脱し、スターティングメンバーが組めず、戦力が大幅に低下した状態を「野戦病院」と比喩する表現も多く見られ、日本プロ野球では特に怪我により戦線離脱する選手が多い東京ヤクルトスワローズを、これに擬えた揶揄として「ヤ戦病院」と言うインターネットスラングも使われている。 臨時医療施設 - 臨時に運用される医療施設を「(いわゆる)野戦病院」と称することがある。新型コロナウイルス感染症に関する菅義偉首相の記者会見でも「今回の感染拡大に際し、いわゆる野戦病院をつくるべきだ、こうした多くの指摘を頂いております。病院の空きベッドや、それ以外の施設も活用し、酸素の投与を可能とする緊急の施設は、これまでに全国14か所に設けられてきました。こうした一時的な療養施設を緊急事態宣言地域を中心に更に増やしてまいります」と述べられている。
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