比喩としての爆音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 18:31 UTC 版)
単に大きな音は爆音と形容される。大口径のスピーカーなど高い音圧を発生させられる装置から出る音は、まさに爆音に等しい音圧を生むことができる。電車の通過音も極めて大きいため「爆音」と形容されることがあり、こういった環境騒音はしばしば「爆音」と評される。 ただしジェットエンジンの排気音は、実際問題として高温かつ高圧の排気ガスがエンジンから噴射された時点で急速に膨張しながら拡散するため、実質的に比喩ではない爆音である。同様に音速を突破したジェット機の発生させる衝撃波は機体前部で圧縮された空気が発生させる音でもあるため、これも実質的に爆音そのものである。 冗談やユーモアの範疇としては、放屁の音を「爆音」と表現する場合もある。爆発は瞬間的な現象で、音の放出も短時間であるため、突然噴出してそれなりの音を出す放屁を爆発になぞらえ、その音を爆音と表現するのである。ただし放屁音が大きな音圧をもつことを意味する訳ではない。
※この「比喩としての爆音」の解説は、「爆音」の解説の一部です。
「比喩としての爆音」を含む「爆音」の記事については、「爆音」の概要を参照ください。
- 比喩としての爆音のページへのリンク