母体としての士族:士族の官職保有率と有位者数とは? わかりやすく解説

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母体としての士族:士族の官職保有率と有位者数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 00:24 UTC 版)

士族」の記事における「母体としての士族:士族の官職保有率と有位者数」の解説

階級としての武士平準化迫られ一方で江戸前期まで支配担ってきた階級として、扱い困っていたが、明治新政府藩閥制度より率いられ政府であり、役人当初各藩からの「徴士」「貢士」という人材供出より始まったのであるため、版籍奉還後も藩主藩知事旧藩士たちは藩吏として務め府県移行した後も奉職した者も多い。明治14年1881年段階中央地方官における士族官職保有率の割合を見ると、官員総数が約78000人のうち、士族任官者は約5万2千人地方郡町村吏においても約9万2千人のうち士族割合1万5千人と、比較的高い割合占めていた。従一位から従八位までの有位者の割合明治17年1884年)から明治36年まで7割から6割の間で推移していた(しかし授与され有位者は士族救済する役目もあったため、割合多めである)。このことから、族籍としては特権を失う一方明治新政府地方行政の中では既得権益維持した士族もいたことがわかる。なお、官吏募集人数少なかったため、全ての士族就けたわけではなく転向する羽目となった士族が多い。後に下記の通り選抜実力化されると、割合としては急激に減少していき平民に置き換わっていった明治14年官職保有士族戸数比率官員中央府県道文・武官、司法官監獄官、技術官)総数78328人(うち士族5万2032人) 郡区町村総数9266人(うち士族1万5524人) 士族戸数 425658戸 有位者(従一位従八位族籍構成年∖族籍構成族籍構成(人)占有率(%)人口一万人あたりの輩出華族士族平民合計華族士族平民士族平民明治17年1884年)192936 6936839491,121 4,8326,05310,49621,324 6921,0595,24710,589 6,2177,79516,69233,034 11.18.85.73.4 77.777.762.964.6 11.113.631.432.1 24.831.250.898.4 0.20.31.32.4

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