死後も続く人気
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/25 05:49 UTC 版)
「フレディ・マーキュリー」の記事における「死後も続く人気」の解説
フレディの死が、クイーンの人気をさらに高めたともいわれている。1980年代に、クイーンが遅れて人気となったアメリカでは、彼の死後の1992年に、アルバム販売数が劇的に増えた。1992年には、アメリカの批評家の一人が「冷笑家が『死去したスター』と呼ぶ効果が出た。クイーンは復活している途中だ」と語った。また、「ボヘミアン・ラプソディ」が使用された映画「ウェインズ・ワールド」は、1992年に発表された。アメリカレコード協会によると、クイーンのアルバムは、アメリカで7810万枚売れ、これらのうちのおよそ半分は、フレディが1991年に死去してから売り上げた。 クイーンの現在までの世界中の記録的な売り上げは、3億枚と高く見積もられている。イギリスでは、クイーンは全英アルバムチャートにおいて、最も多くの週に登場しており、ビートルズをしのいでいる。また、クイーンの「グレイテスト・ヒッツ」は、イギリスで史上最も売れたアルバムである。彼が作詞・作曲した「伝説のチャンピオン」と「ボヘミアン・ラプソディ」の2曲は、ソニー・エリクソンとギネス・ワールド・レコーズにより、それぞれ最高の歌として主要投票で投票されている。2007年10月、「ボヘミアン・ラプソディ」のビデオは雑誌・Qの読者投票で、史上最高のミュージック・ビデオに選ばれた。ポピュラーな音楽の歴史で最も偉大な歌手の1人として評価されるフレディは、MTVの「22人の偉大な歌声」において、マライア・キャリーに次いで2番目の得票数を得た。さらに、2009年1月には、デジタルラジオ局・プラネット・ロック(英語版)においても、ロック史上最高の歌声の投票で、ロバート・プラントに次いで2位となった。2009年5月の雑誌『クラシック・ロック』の投票では、フレディが最も偉大なロック歌手と認められた。2011年には、雑誌・NME読者の投票で、マイケル・ジャクソンに次いで今までで最も偉大な歌手と評された。2011年、「ローリング・ストーン」の読者投票では、フレディが「史上最高のリードボーカリスト」で2位となった。
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