機関・推進装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 03:26 UTC 版)
長時間の掘削調査を行うための高精度な定点保持機能と、音波を使用する探査機器へ影響を与えないための水中放射雑音低減に主眼を置いた構成となっており、機関はディーゼル・エレクトリック方式、推進器はアジマススラスターが採用された。アジマススラスタ×2基、バウスラスタ×3基(昇降旋回式×1基、トンネル式×2基)の推進器と、自動舶位保持装置(DPS)の装備により、強力な定点保持能力を有する。水中放射雑音低減のため、大直径・低速回転型のハイスキュープロペラを採用、発電機は2重防振支持、各種機器や配管も防振支持となっている。 抵抗の少ない船型と電気推進システムの採用により、燃費向上及び二酸化炭素や窒素酸化物の排出抑制を図り、環境負荷を低減している。国際海事機関の環境基準に対応した廃油処理装置、焼却装置などを搭載、将来的に適用となる国際海洋汚染防止条約、バラスト水管理条約、シップリサイクル条約などの各種国際条約に対応した仕様となっている。
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