機能分化とは? わかりやすく解説

機能・分化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 22:52 UTC 版)

色素体」の記事における「機能・分化」の解説

色や機能によって、葉緑体白色体有色体などに分けられるが、これらは固定されたものではなく互いに分化ないし再分化することができるものである植物では、色素体それぞれの細胞にとって必要な機能に応じて種類の型に変化する植物体の全ての色素体は、分裂組織にある未分化の色素体である原色素体(proplastid、以前はエオプラスト eoplastといった。eo-は暁、早いの意)に由来しており、以下のどの色素体にも発達しうる。 アミロプラストamyloplast):デンプン貯蔵 葉緑体(chloroplast):光合成 エチオプラスト前葉緑体etioplast):まだ光に当たっていない時の葉緑体 エライオプラストelaioplast):脂質貯蔵 有色体chromoplast):色素合成貯蔵 白色体leucoplast):モノテルペン合成 原色素体と若い葉緑体はよく分裂するが、より成熟した葉緑体分裂能力がある。 一方藻類では、葉緑体構造色素組成系統によって違いそれぞれ異なった名前で呼ばれることがある。たとえば紅藻では紅色体rhodoplast)、灰色藻Paulinella chromatophoraケルコゾア有殻アメーバ)ではシアネレ(チアネル、cyanelle)と呼ばれる。また白色体という用語は色素のない全ての色素体に対して使われ、既に退化して葉緑体への分化能失ったものも含まれるエチオプラストアミロプラスト有色体植物特異的藻類にはない。藻類色素体ピレノイドを含むという点でも植物の色素体と異なる。

※この「機能・分化」の解説は、「色素体」の解説の一部です。
「機能・分化」を含む「色素体」の記事については、「色素体」の概要を参照ください。

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