カール・ラシュレーとは? わかりやすく解説

カール・ラシュレー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/03 04:24 UTC 版)

Karl Spencer Lashley
カール・スペンサー・ラシュレー
生誕 1890年6月7日
アメリカ合衆国 ウェストバージニア州タッカー郡
死没 1958年8月7日(1958-08-07)(68歳没)
フランス ポワチエ
国籍 アメリカ合衆国
研究分野 心理学
研究機関 ミネソタ大学ツインシティー校
シカゴ大学
ハーバード大学
出身校 ジョンズ・ホプキンズ大学
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

カール・スペンサー・ラシュレー(Karl Spencer Lashley, 1890年6月7日 - 1958年8月7日)は、アメリカ合衆国心理学者神経心理学の開拓者の一人。

生涯

ウェストバージニア州出身。ジョンズ・ホプキンス大学動物学を学んだ後、行動主義心理学の主唱者ジョン・B・ワトソンに接し、行動主義の神経学的基礎づけを志す。 ミネソタ大学シカゴ大学ハーヴァード大学を経て、ヤーキーズ霊長類研究所の教授となる。大脳の一部を切除したネズミの学習実験に基づいて、大脳に機能分化はほとんどなく(等能性の原理)、その量が重要であるとの説(量作用の原理)を提唱した。しかし現在、この学説は受け入れられていない。

ラシュレー門下にはニューラルネットワーク研究の先駆者として知られるドナルド・ヘッブ、大脳半球機能差の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞したロジャー・スペリー認知心理学の育て親の一人ジェローム・ブルーナーなど、錚々たるメンバーが名を連ねる。ヘッブもスペリーも、自らの研究によって師ラシュレーの学説への反証を示した。

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「カール・ラシュレー」の関連用語

カール・ラシュレーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



カール・ラシュレーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカール・ラシュレー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS