機体撮影への防衛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/10 07:53 UTC 版)
「サンダーバード1号」の記事における「機体撮影への防衛」の解説
国際救助隊のメカニック、マシンは物語中の時代においても最新鋭の物である。従って、悪用防止のために機体に関する情報漏洩、収集には厳重な警戒を行っている。特に機体の撮影には過剰と思えるほどの警戒、機関砲による攻撃などの防衛措置を取ることも多い。これは、航空機の性能は機体形状に由来する部分が多いためであり、現実にもステルス機であるF-117は、中々実機の写真が公開されることは無かった。 そのため、本機にはシャッター音やフラッシュを感知する対カメラセンサーが搭載されており、近くで撮影されると、警報を鳴らして、隊員に知らせる。また万が一写真を撮られた場合であっても、磁気メディアであれば電磁波の照射によって記録された内容をダメにする事が可能であるがただし、それ以外のメディアでは現在説明したように記録された内容をダメにする事が不可能である為、その場合撮影者に写真・フィルムを破棄させる必要がある。(機関砲による脅しはこのためである。)。 ちなみに銀塩を用いたアナログフィルムはX線等の短波長電磁波(不可視光線)でも感光するので、物語の製作された当時は、空港の密輸防止等などでX線透過型監視装置が採用されているところではこれに拠るフィルムの感光事故(いわゆる「カブリ」損害)を防止するために、カメラのみ取り出して別個に検査することがあった(または「写真フィルム在中。X線厳禁」と英語で明記された専用の遮蔽袋にフィルムだけ別に入れて検査を通した)が、国際救助隊はこの感光原理を逆用した防衛装備をしていたのである。 物語初期には悪漢フッドによる機体撮影と、その防衛がストーリーに織り込まれることが多かった。
※この「機体撮影への防衛」の解説は、「サンダーバード1号」の解説の一部です。
「機体撮影への防衛」を含む「サンダーバード1号」の記事については、「サンダーバード1号」の概要を参照ください。
- 機体撮影への防衛のページへのリンク