構造と材料
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 09:23 UTC 版)
在来工法ではコンクリート製の基礎の上に土台が乗りその上に床面が構築される。床材は厚み1cmほどしかなく、土台の上に直接乗せては過重を支えきれないため、地面から90cm間隔で並べられた束石と束柱によって横架材である大引(おおびき)を支え、さらにその上に大引と直角になるように30~45cm間隔で根太(ねだ)が並べられる。床板を直接支えているのはこの根太である。伝統的な日本家屋では、さらに大引と根太の交差箇所に方杖(ほうづえ)という補強部材が斜めに渡されることもある。2階建ての場合、床梁と直交するように根太がかけられ、その上に床板が張られる。根太の材質や取付けが悪いと床が鳴る原因となる。 床には、用途に応じて様々な材料が用いられる。廊下ならば歩行のしやすいもの、居室ならば接触して心地の良いもの、浴室やトイレなどには防水性を備えメンテナンス性の良いものなどが選定される。ここに、一般的な床に用いられる材料を挙げる。 畳 カーペット タイル (陶器・磁器・タイルカーペット・ゴム) フローリング(木材) ビニル床シートなどシート類 石材
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