構造と操作
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/01 06:54 UTC 版)
人工尿道括約筋は尿道に巻き付けるカフ、括約筋の動作をコントロールするコントロールポンプ(陰嚢内に設置)、カフの圧を調整する圧調整バルーン(腹部に設置)の3つのパートから構成されている。通常、尿道に巻き付けたカフにより尿道が圧迫され尿がもれないようにされているが、排尿の際には陰嚢内に設置したコントロールポンプを操作することによりカフ内の水が圧調整バルーンに流入し、尿道が開くことにより排尿が可能となる。この水の移動は3〜4分で通常状態に戻るため、その間に排尿を済ませることで尿失禁を減少させる手術である。排尿後に3分から4分かけて尿道の圧迫が完成することから完全に失禁が消失することは少なく、多くの場合1日パッド1枚程度に改善することが多いといわれている。従って、まったくもれなくなるのではないことを十分理解する必要がある。
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