概略宗教上の概念とは? わかりやすく解説

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概略・宗教上の概念

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/07 04:53 UTC 版)

ノロ」の記事における「概略・宗教上の概念」の解説

琉球王国第二尚氏王朝第三代国王、尚真王時代制定され神職琉球神道アニミズム祖霊信仰基本とするもので、海の彼方ニライカナイ天空のオボツカグラの他界概念想定する。これらの他界太陽神ティダ呼ばれる)をはじめとする多数の神がおり、また生者の魂も死後ニライカナイ渡って肉親守護神になるとされるこうした神々は、時を定めて現世訪れて豊穣もたらし人々災難から守護する考えられている。宗教概念上、ノロはこれら琉球神々交信することのできる存在であり、また祭祀の間はその身に神を憑依し、神そのものになる存在とされている。そのため、ノロ神人かみんちゅ)とも呼ばれるノロは、しばしば「巫女」と訳されることがあるが、ノロは現在、本土みられる神道巫女イメージされる神主補佐役や雑務ではなく祭司そのものである(本土巫女も元々はノロ同様の存在であった考えられている)。民俗学では「祝女」の当て字がされるが、これは男の巫を意味する「祝」の女という表意になる。これはノロ性格本土でいう巫女よりも男性神職に近いためであろう。なお神と交信し、神を憑依させることができるのは女性限定されているため、神官であるノロはすべて女性である。 なお、婚姻制限はなく、むしろ既婚者が就く事も多い。現代に残るノロのほとんどが年配の女性もしくは老女であるが、琉球王国時代王族(世主や国王)や按司ほか有力者の妻か娘がノロ職に就く事も多くノロ職のまま婚姻する事も多くあった。

※この「概略・宗教上の概念」の解説は、「ノロ」の解説の一部です。
「概略・宗教上の概念」を含む「ノロ」の記事については、「ノロ」の概要を参照ください。

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