棐妹(フェイメイ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 09:17 UTC 版)
「私説三国志 天の華・地の風」の記事における「棐妹(フェイメイ)」の解説
孔明の配下にある女細作であり、後に孔明の妾ともなり、娘を産む。三江(赤壁)のとある堂で孔明からの任務と聞き、馳せ参じる。最初は枕絵や画軸というものを求める孔明に不服だったが、孔明が周瑜に痛々しく組み伏せられる現場を見てしまったこと、そして牀台の上から漏れ聞こえる忌まわしい過去の断片でその危急を悟り、進んで彼に協力する。枕絵を奪い、周瑜による三江付近の執念深い山狩りに巻き込まれて五日以上も彷徨った後に上手く画軸を隠して劉備の下へ駆け戻った。孔明から近いうちに周瑜に悟られぬよう、迎えの船を寄こしていただきたいという趣旨の言伝を行ったがすでに八日が経過していた。天候に関しては漁夫を捕まえて前兆を聞き出すことを進言し、趙雲による孔明救出隊の一員に加わった。漁夫の居場所が遠く、呉陣の向こうに在るためやや手間取るも任務を無事成功させた。船中でも傍らに在り、今回の件で孔明に恩義に感じられている。その後、別の任務で呉の細作につかまった後の理不尽から孔明を激しく恨み、「孔明の敵を倒せば、孔明の優位に立てる」ことを理由として龐統を殺害する。第5巻で孟穫の妾、阿詩瑪として再登場。軍師もかねており、孔明たちを散々悩ませた。だが、憎しみは激しい愛情の裏返しでもあり、孔明と笛暗号で会話をしていた。
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