桜島丸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/01 17:33 UTC 版)
車運丸の曳航した曳船で、もっとも長く使用された船舶が桜島丸であった。 1917年(大正6年)12月28日に播磨造船所で竣工し、1918年(大正7年)1月より鉄道院調度部所属で瀬戸内海で鉄道用石炭輸送ハシケを曳いていた鋼製曳船で、1920年(大正9年)6月29日、函館港に転属し、車運丸用曳船して8月1日より就航した。 1927年(昭和2年)6月8日、車運丸の青函航路での運航が終了すると、補助汽船へ用途変更され、函館港で運用された後、1928年(昭和3年)9月10日に青森港へ、1932年(昭和7年)6月8日からは未だハシケ荷役であった稚泊航路の稚内港へ転属し、その大馬力でハシケ輸送と係留作業に活躍したが小回りが利かず、1937年(昭和12年)8月12日には小樽港へ、1943年(昭和18年)には戸畑港へ転属し、1953年(昭和28年)に係船された。
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