栽培品種名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 08:15 UTC 版)
栽培品種名は「国際藻類・菌類・植物命名規約(ICN)による属あるいはそれより下位の分類群の正名(学名)、もしくはその分類群の明確な一般名(common name)」と「栽培品種小名(~しょうめい、cultivar epithet 以下、小名と表記)」との組み合わせである。最小限要件を満たすものは属名と小名との組み合わせである。栽培品種が、ある種もしくはそれよりも下位の分類群に属すことが分かっているならば、その分類群名を組み合わせることによって、より詳しい情報を示すことができる。 混乱なく文脈から分類群を読み取ることができれば、小名単独もしくは小名と学名・一般名が離れて記載してあってもよい。 栽培品種であることは単一引用符で小名を囲むことで表す。小名の前後にそれぞれ ‘ と ’ を置く。代用として小名の前後に類似した記号のアポストロフィー ' やプライム ′ を置くことも認められる。 二重引用符 “ ” や略語( cv. や var. )は栽培品種を表すためには使用されず、修正される。 特定の種にとどまらずに、雑種や接木キメラにも栽培品種名を付けることができる。 原則としてその中で小名が重複してはならない単位を命名クラス(denomination class)と呼び、特例を除き命名クラスは一つの属あるいは交雑属である。
※この「栽培品種名」の解説は、「栽培品種」の解説の一部です。
「栽培品種名」を含む「栽培品種」の記事については、「栽培品種」の概要を参照ください。
- 栽培品種名のページへのリンク