栽培品種・系統
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 14:15 UTC 版)
ワラビの系統は多く、大別してアクのある系統とアクのない系統があり、さらにアクのある普通のワラビに青茎系、赤茎系、中間系がある。収量や品質の観点から、若芽が濃緑色の青茎系が優れている。 大開系(おおびらきけい)アクがある青茎系で、茎は薄紫色で太く、収量や品質に優れている。濃い緑色をしているため、促成栽培を行った場合でも新鮮な緑色が残る。 武川系(むかわけい)アクがある青茎系で、茎は白緑色で太く、収量や品質に優れ、早期収量が多い。 アマワラビ八ヶ岳系アクがない系統で、家庭での木灰の入手が困難なことからアクが少ない系統を選抜改良して、1957年にまったくアクがない系統として発表された。茎は濃緑色で大開系に近い太さがあり、発生本数が若干多めのため収量も高い。
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