金刀比羅宮発祥のサクラの品種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 01:29 UTC 版)
「金刀比羅宮」の記事における「金刀比羅宮発祥のサクラの品種」の解説
金刀比羅宮が発祥のサクラの栽培品種としてコトヒラ(琴平)とヤオトメ(八少女)がある。コトヒラは1928年に京都の佐野藤右衛門が金刀比羅宮にあったサクラから穂木を採取して佐野園で増殖して各地に広まった、白色の花弁の中輪の八重咲きの栽培品種である。金刀比羅宮にあった原木や佐野園の個体は失われているが、1994年に石川県林業試験場から里帰りとして贈られた1本が表書院の社務所門の内側の石畳沿いに植栽されている。ヤオトメは社務所門を挟んでコトヒラの向かい側の土手に植わっている古木で、淡紅色の花弁の大輪の一重咲きの栽培品種である。以前まではコトヒラと混同されるなどして栽培品種名がつけられていなかったが、鑑定の結果今までに確認されていない栽培品種と判明したため、2020年春に巫女の舞にちなんでヤオトメ(八少女)と名付けられた。
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