枢機卿側
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:29 UTC 版)
リシュリュー 枢機卿にしてフランスの宰相。実在の人物。フランスのため(そして己のため)、仇敵であるハプスブルク家から嫁いできた王妃を陥れようと、腹心のミレディーやロシュフォール伯爵を使い、様々な画策をする。アラミスに「赤公爵」とあだ名される。 物語前半では敵役として描かれるが、終盤ではダルタニャンや三銃士を認め、自身の部下にしようと画策している。 ルイ13世 フランス国王。実在の人物。リシュリューに絶大な信頼を置き、その言葉に耳を傾ける。王妃の浮気を疑っている。 ミレディー・ド・ウィンター リシュリューの腹心で、美貌と知恵を兼ね備えた謎の女。他にアンヌ・ド・ブリュイ、シャルロット・バクソン、クラリックなどの別名・別姓を持つ。自分を貶めた者に復讐する癖があり、陰険。神を信じず、己の力のみを信じる。ワルド伯爵に熱を上げていたが、それに嫉妬したダルタニャンにより仕返しを受ける。胸に百合の烙印があり、秘められた過去を持つ。ウィンター卿は亡き夫の兄(義兄)。コンスタンス・ボナシュー殺害直後に、ダルタニャン達によってかつて犯した悪事を断罪された上、処刑される。生前最後の台詞は英語でなされた。モデルとなった人物は、バッキンガムの愛人だったカーライル公爵夫人ルーシー・ヘイ(英語版)だと言われている。 ケティ ミレディーの侍女。ダルタニャンに惚れるが、彼に利用される。 ロシュフォール伯爵(英語版) リシュリューの腹心。ダルタニャンから紹介状を奪った騎士で、コンスタンス誘拐の指揮も行っていた。 物語の最後で三度の決闘の末にダルタニャンと和解する。 ワルド伯爵 ロシュフォールの従兄弟。ダルタニャンと戦い、傷を負わせるも重傷を受ける。
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