林家正雀とは? わかりやすく解説

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林家正雀

(林家茂蔵 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/11 00:56 UTC 版)

林家 正雀(はやしや しょうじゃく)は落語家の名である。


林家はやしや 正雀しょうじゃく
Hayashiya Shôjaku

中陰光琳蔦(画像は中陰蔦)は、林家彦六一門の定紋である。
本名 井上いのうえ しげる
別名 竹の家すゞめ[注 1]
生年月日 (1951-12-25) 1951年12月25日(73歳)
出身地 日本山梨県大月市
師匠 林家彦六
二代目橘家文蔵
弟子 林家彦丸
林家彦三
名跡 1. 林家茂蔵
(1974年)
2. 林家繁蔵
(1974年 - 1978年)
3. 林家正雀
(1978年 - )
出囃子 都風流
活動期間 1974年 -
活動内容 古典落語
配偶者 あり
所属 落語協会
公式サイト 【噺家・林家正雀公式サイト】 雀の御宿
受賞歴
1979年 第8回NHK新人コンクール最優秀賞
1996年 平成8年度芸術選奨大衆芸能部門新人賞

林家 正雀1951年12月25日 - )は、山梨県大月市出身の落語家である。落語協会所属。本名∶井上 茂出囃子は『都風流』。

林家彦六最後の弟子であり、師匠・彦六の怪談噺、芝居噺の継承者としても知られている。

経歴

山梨県立都留高等学校時代[1]に、進学するか、落語家に入門するかで悩み、六代目三遊亭圓生宅を訪ねて弟子入り志願するも、断られたため日本大学[1]文理学部国文学科に進学を落研(日本大学文理学部落語研究会)入りした。

1974年2月、八代目林家正蔵に入門。入門時の正蔵の年齢は78歳だった。前座名は「茂蔵」、 後に「繁蔵」に改名。

1978年9月、柳家〆治古今亭菊弥立川談之助と共に二ツ目昇進。「正雀」に改名。1982年に師匠・彦六が死去。兄弟子・林家上蔵と共に兄弟子・二代目橘家文蔵一門に移籍する。

1983年9月、柳家小里ん蝶花楼花蝶林家源平と共に真打昇進。兄弟子・上蔵時蔵を追い抜いての昇進だった。

芸歴

人物

  • 五代目円楽一門会の定席である両国寄席にも賛助出演している。
  • 趣味は、歌舞伎鑑賞。
  • 彦六一門の名物料理であった「林家の牛めし」のレシピを受け継いでおり、自身の落語会などで来場客に振舞われることもある[2]
  • 三遊亭小遊三は同郷で且つ高校の先輩

演目

師匠・彦六の持ちネタであった芝居噺・怪談噺などを受け継ぐなど、古典・新作双方のネタを演じる。

古典

  1. 発端
  2. 木更津
  3. 島抜け
  1. 青馬の別れ
  2. 青馬の復讐
  1. 谷中天龍院
  2. 請地の土手
  3. 清兵衛縁切り

怪談噺

  1. 皆川宗悦
  2. 深見新五郎
  3. 豊志賀
  4. お久と新吉
  5. お累の婚礼
  6. お賤の新吉
  7. 根本の聖天山
  1. おきせ口説き
  2. 重信殺し
  3. 十二社の滝
  1. 御札はがし
  2. 栗橋宿

廓噺

新作

自作

  • 皿留

他作

など

逸話

  • 開運なんでも鑑定団に出演。棟方志功の弁才天像を出品し、本人評価額は100万円だったが、偽物で1000円だった。
  • 国立演芸場の平成16(2004)年5月定席公演(11日~20日)では、芸道人情噺「名人小団次」をかけ、噺に登場する市川小団次は宙乗りを考案した人物ということで、高座の上で宙乗りを行った[3]

受賞

出演

インターネット

著書

弟子

真打

二ツ目

脚注

注釈

  1. ^ 鹿芝居狂言作家としてのペンネーム。

出典

  1. ^ a b 気になる人にズバリ!聞ックス!(YBSラジオ)”. 2016年5月28日閲覧。
  2. ^ 2020.12.26.「林家正雀 噺の世界」 - 墨亭 -BOKUTEI- 2020年12月27日
  3. ^ 『平成14年7月号 横井洋司の写真館』東京かわら版、2016年6月28日、45頁。 

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