東海道線塚本駅列車衝突事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 22:45 UTC 版)
「日本の鉄道事故 (1949年以前)」の記事における「東海道線塚本駅列車衝突事故」の解説
1940年(昭和15年)3月26日 東海道本線塚本駅構内で、北方貨物線経由で進行してきたD50形269号蒸気機関車牽引下り貨物283列車が、下り本線への合流地点で信号機を誤認して安全側線へ進入したために脱線転覆した。当該事故で脱線した車両が下り線の内線・外線をふさぎ支障を来したところに、大阪駅発姫路駅行き下り・711列車(C51形259号機牽引・客車6両編成)が衝突。さらに、その現場に京都駅発神戸行き下り・3201電車(クモハ43028、クロハ59022)と相次いで衝突する三重衝突事故となり、3人が死亡した。 夜が更けた時間帯で発生した事故であったため、衝突した列車の乗客が少なく、犠牲者が少なかった。奇しくもこの事故から21年後に発生した三河島事故とほぼ類似パターンの事故であった。衝突の原因は最初に脱線した貨物列車乗務員の信号誤認と見られている。 被災した電車は国鉄63系電車の先行改造車として、1943年に原型の2扉クロスシートから4扉ロングシートに改造されて復旧している。
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