東日本大震災に対するクウェートの支援
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 07:18 UTC 版)
「日本とクウェートの関係」の記事における「東日本大震災に対するクウェートの支援」の解説
2011年3月の東日本大震災に際しては、サバーハ首長をはじめとする要人が、当時の天皇であった明仁や総理大臣であった菅直人に対しお見舞いの書簡を送ったほか、駐クウェート日本大使館で弔問記帳を行った。アルオタイビ駐日クウェート大使が自民党総務会長であった小池百合子に日本の為に何ができるか尋ねた際には、小池百合子が「石油の一滴を」と答えたところ、クウェート政府は、500万バレルの原油(約400億円相当)を無償供与する旨を決定して、岩手、福島、宮城の被災三県にて復興支援事業を実施。また、在日クウェート大使館は被災地にサッカーボール及び文具その他支援物資を被災地に寄贈するとともに、チャリティーバザーを実施し、収益金約150万円を寄付。 震災から一年後の2012年3月には、首長サバーハが国賓として訪日し、天皇との会見、総理との会談等を実施。その機会に、アクアマリンふくしまへ300万ドル、日本赤十字社へ200万ドルの追加寄付を表明し、いずれも7月に日本において贈呈式が行われた。アクアマリンふくしまはその謝意を示すために、「クウェート・ふくしま友好記念日本庭園」を整備。クウェートからの支援は被災地の様々な復興プロジェクトに活用されている。
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