本編Aパート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 14:46 UTC 版)
「帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令」の記事における「本編Aパート」の解説
その日の夜、MAT基地の司令室では、収集した各種データを基にして、電算室が作成したコンピューターシミュレーションにより、隕石の落下状況とヒラツネ市の被害状況などが再現された。科学班の光学測定などにより、落下した隕石は、直径60m、質量130㏏と判断されたが、間もなく、隕石の中から3体の生命体が出現して移動を開始。イブキ隊長は、「隕石は『怪獣』を地球に送り込むためのカプセルである」と推測するとともに、ヒラツネ市への隕石落下から始まった一連の破壊行為を、宇宙人による外宇宙からの侵略行為と判断。隊員たちに、マットジャイロ、ならびに、マットアロー1号での出撃(戦闘体勢レベル1)を命じた。隊員たちの出撃と同時に、イブキ隊長は、司令室オペレーターのニシ隊員を通じて、地球防衛軍参謀本部から、「隕石の落下地点付近は全滅、生存者はなし。レベル4体勢=隕石、ならびに、怪獣に対する熱核兵器の使用=も止むなし」との結論を受け取る。 そのころ、地下に潜伏していた3体の生命体は、本格的にヒラツネ市の市街地で暴れ始める。現場に到着したマットジャイロ部隊3機は、怪獣への攻撃を開始する。果敢に応戦するマットジャイロ部隊は、一時的に3体の生命体を撃退することに成功したものの、その直後、3体の生命体は合体して、巨大怪獣"バグジュエル"となった。 この報告を受けたイブキ隊長は、レーザー砲ユニットを搭載したマットアロー1号の発進を命じるとともに、マットジャイロ部隊には、マットアロー1号到着までの間のナパーム弾による攻撃を指示する。イブキ隊長からの命令を受けたハヤカワ隊員は、まだ、5000人以上の生存者がいる市街地への攻撃をためらうものの、ナパーム弾攻撃の命令は撤回されず、マットジャイロ部隊のナパーム弾やロケット弾による攻撃と、地中から巨大な姿を現した怪獣バグジュエルの口から次々と放たれる強力な光弾の炸裂により、ヒラツネ市の市街地は炎の海と化した。 そこへ到着したマットアロー1号は、レーザー砲を怪獣に向けて発射するが、怪獣が発生させたバリヤーに阻まれ効果はない。マットアロー1号に搭乗していたイブキ隊員は、エネルギー切れとなったレーザー砲のバッテリーパックユニットを分離・投棄して現場からの離脱を図ろうとするものの、怪獣の攻撃により、彼のマットアロー1号は撃墜される。
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