木造阿弥陀如来及び二十五菩薩像 26躯とは? わかりやすく解説

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木造阿弥陀如来及び二十五菩薩像 26躯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/11 04:37 UTC 版)

即成院」の記事における「木造阿弥陀如来及び二十五菩薩像 26躯」の解説

阿弥陀如来中心とする計26体の群像で、本堂内のひな段状の仏壇4段分けて安置されている。阿弥陀如来左右に亡者乗せるための蓮台捧げ持つ観音菩薩像合掌する勢至菩薩像が位置しその他の23体の菩薩像多く楽器演奏する姿で表される阿弥陀如来25体の菩薩が、亡者西方極楽浄土へ導くさまを表現したもので、この種の像は絵画作品としては多数造られているが、等身大立体像表したものは珍しい。26体のうち、阿弥陀如来像観音菩薩像を含む11体のみが平安時代の作で、残り15体は江戸時代補作であるが、平安彫刻様式忠実に模して造られている。ただし、阿弥陀如来像平安時代後期の作ではあるが、他の菩薩像と本来の一具ではないと考えられている。これらの像は1962年(昭和37年)から翌年にかけて修理されているが、その際実査した西川杏太郎は、阿弥陀如来像は、作風違い加え、本像の印相来迎印右手挙げ左手下げる)ではなく定印膝上両手を組む)であることなどから、他から移されたものと推定している。田口稚子は、同時代基準作例との比較により、阿弥陀如来像12世紀前半二十五菩薩像のうち当初10体は11世紀末から12世紀初頭頃の作としている。なお、橘俊綱時代二十五菩薩信仰があったことは確認できず、菩薩像当初何体あったのかは不明である。

※この「木造阿弥陀如来及び二十五菩薩像 26躯」の解説は、「即成院」の解説の一部です。
「木造阿弥陀如来及び二十五菩薩像 26躯」を含む「即成院」の記事については、「即成院」の概要を参照ください。

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