有機合成への応用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/09 13:56 UTC 版)
「臭化金(III)」の記事における「有機合成への応用」の解説
AuBr3 は触媒として様々な用途に利用されるが、最も興味深い用途はディールス・アルダー反応である。六員環を持つ環式有機化合物を合成するための enynal unit とカルボニル化合物の反応を促進する。 他の触媒作用にはプロパルギルアルコールの求核置換反応が挙げられる。この反応では、AuBr3 はプロパルギルアルコールの活性化剤として作用する。
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有機合成への応用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 09:57 UTC 版)
「塩化金(III)」の記事における「有機合成への応用」の解説
金(III)を含む塩(特にNa[AuCl4])は、水銀(II)類に代わる毒性の低い触媒として、末端アルキンを水和してメチルケトンを合成する反応に使われる。 同様に、アルキンは三価の金塩の触媒作用によりアミノ化される。 近年、塩化金(III)は芳香族化合物のアルキル化や、フランからフェノール類への変換などを起こす穏やかな酸触媒として有機化学者の研究対象となっている。(以下参照)例えば、アセトニトリルを溶媒として2-メチルフランの5位をメチルエチルケトンへ付加させられる。通常フランやケトンは酸性下で重合などの副反応を起こしやすいが、本反応では高い収率が報告されている。 アルキンが存在すると、フェノール環が生成することがある。
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