プロパルギルアルコールとは? わかりやすく解説

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プロパルギルアルコール

分子式C3H4O
その他の名称アセチレンカルビノール、プロパルギルアルコール、2-Propyn-1-ol、Acetylenecarbinol、Propargyl alcohol、RCRA waste number P-102、1-Propyne-3-ol、1-Propyn-3-ol、2-Propynol
体系名:1-プロピン-3-オール、2-プロピン-1-オール


プロパルギルアルコール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/01 00:44 UTC 版)

プロパルギルアルコール
識別情報
CAS登録番号 107-19-7 
PubChem 7859
ChemSpider 21106466 
UNII E920VF499L 
EC番号 203-471-2
国連/北米番号 1986 2929
KEGG C05986 
ChEBI
ChEMBL CHEMBL1563026
RTECS番号 UK5075000
特性
化学式 C3H4O
モル質量 56.06 g mol−1
外観 無色~麦藁色の液体[1]
匂い ゼラニウムのような[1]
密度 0.9715 g/cm3
融点

-51 ~ -48℃

沸点

114 ~ 115℃

への溶解度 混和[1]
蒸気圧 12 mmHg (20 °C)[1]
危険性
安全データシート(外部リンク) External SDS
GHSピクトグラム
GHSシグナルワード 危険(DANGER)
Hフレーズ H226, H301, H310, H330, H314, H373, H411
Pフレーズ P210, P233, P240, P241, P242, P243, P260, P261, P264, P270, P271, P273, P280, P301+310
NFPA 704
3
3
3
許容曝露限界 無し[1]
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

プロパルギルアルコール: propargylalcohol)とは、アルキンを含む最も単純なアルコールである。IUPAC名は2-プロピン-1-オール (2-propyn-1-ol)。

性質

プロパルギルアルコールは無色透明で粘性のある液体で、極性のある有機溶媒に溶けるが炭化水素溶媒には溶けない。ゼラニウムの芳香がある。プロパルギルアルコールは加熱または塩基の作用で重合する。空気中で加熱すると重合反応が起こり黒変してしまうため、常圧蒸留は不活性気体中で行われる。

用途

腐食防止剤、金属錯体の溶媒、溶媒の安定剤、電気メッキの添加物として使われる。また有機合成化学において中間体として使われる。

参考文献

  • Merck Index, 11th Edition, 7819.

出典

関連項目




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