明仁の譲位の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 07:07 UTC 版)
詳細は「明仁から徳仁への皇位継承」を参照 (左)2019年(平成31年)4月30日を以て退位した明仁(右)2019年(令和元年)5月1日に践祚・即位した今上天皇(徳仁) 天皇の譲位(退位)は現皇室典範においては規定がなく、想定がされていなかった。これに対し、2016年(平成28年)5月半ばから風岡典之宮内庁長官や河相周夫侍従長らの会合で検討はされていたが、明仁は、2016年(平成28年)8月8日に「おことば」として叡慮を表明し、内閣では、2016年(平成28年)10月17日より「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」を開催している。 2017年(平成29年)6月9日の参議院本会議で、天皇の退位等に関する皇室典範特例法(以下「退位特例法」)が可決・成立。退位時期は法案成立から3年以内に政令で定めることになった。さらに同年12月1日に開かれた皇室会議において、天皇明仁の退位日が正式に決定し、退位特例法の施行日を定めた政令が公布された。そして退位特例法に基づき、2019年(平成31年)4月30日24時を以って明仁が退位したと同時に令和元年5月1日午前0時に皇太子徳仁親王が第126代天皇に即位し、憲政史上初めての譲位が実現された。なお譲位後の明仁は上皇となった。
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