明仁の意向表明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 15:14 UTC 版)
「明仁から徳仁への皇位継承」の記事における「明仁の意向表明」の解説
このような状況の中、明仁は76歳のとき(2010年7月22日19時)、「参与会議」で、日本社会の高齢化に触れ、「皇室の高齢化に措置が必要だ」とした上で、「譲位して、皇太子に皇位を譲る」と他の参加者に話した。参加者らは公務の削減や摂政の設置で思いとどまるよう言ったが、明仁は「天皇の務めは天皇にしか果たせない」と反論、議論は5時間以上続いたが、この日は結論が出ずに終わった。このとき明仁は、「譲位は十分に先例があり、何らおかしいとは思わない」とも述べた。 明仁が譲位を決断するに至った背景について、NHKは「昭和天皇の晩年のほとんど意識もない中での闘病生活や、母親の香淳皇后が晩年に認知症を患っていた時の状況などを実際にご覧になっていたことが大きく影響しているのではないか」としている。
※この「明仁の意向表明」の解説は、「明仁から徳仁への皇位継承」の解説の一部です。
「明仁の意向表明」を含む「明仁から徳仁への皇位継承」の記事については、「明仁から徳仁への皇位継承」の概要を参照ください。
- 明仁の意向表明のページへのリンク