旧:堺市高石市消防組合
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「堺市消防局」の記事における「旧:堺市高石市消防組合」の解説
1966年12月27日から2008年9月30日までの本部名は堺市高石市消防組合(さかいしたかいしししょうぼうくみあい)であった。形態は堺市と高石市で組織する消防・救急業務に関する一部事務組合である。組合解散までは全国で唯一管内に政令指定都市が含まれており、消防組合の名称を持つ本部の管轄人口では国内最大規模であった。 2006年4月1日に組合を構成する堺市が政令指定都市に移行にあわせて、危機管理対策などを理由に組合を解散して単独組織の設置を検討していたが、当初高石市は反対の姿勢を示していた。その後、高石市が堺市に消防事務を委託するなどの要件が堺市から高石市に提案され、これに高石市が応じた。そして、2008年6月の両市議会に組合解散の議案が提出され可決され、消防局の設置へと至る。 組合発足翌年の1949年に脱退した信太村は1960年に和泉市に編入合併されている。高石町の組合再加入後は、取石村が高石町に、その他の6ヶ町村が最終的に堺市に編入合併された。組合名もその都度改称され、1961年に堺市外一町消防組合に改称された。また、1957年から1962年にかけて南河内郡北八下村、南八下村、日置荘町、登美丘町が堺市に編入合併され、組合の規模も拡大した。2005年に南河内郡美原町が堺市に編入合併され、2021年に大阪狭山市から消防事務を受託、以前の消防局と同じ規模となる(美原町は合併まで単独消防を保有)。 組合の消防章は市販の消防章(雪の結晶の形)の上に、堺市章を組み合わせたものである。ステッカー状のものが車両のボディに貼られている。また、隊員のワッペンにも付いている。 自動車のナンバープレートの地名表記は、ご当地ナンバー制度で堺市域に「堺ナンバー」が導入されるまでは全域和泉ナンバーであったが、堺ナンバー導入後は堺市内にある機関(本部含む)に配置されている車種(予備車を除く)は堺ナンバーとなった。
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