日本自分史センター
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「文化フォーラム春日井」の記事における「日本自分史センター」の解説
自分史とは自分の人生の歴史を書き綴ったものであり、歴史学者の色川大吉が1975年に著書『ある昭和史 自分史の試み』で使ったのがこの言葉のはじまりとされている。1990年代以降にパソコンが普及し、また自費出版ブームが起こったことで自分史の出版が広まった。日本自分史センター相談員の安藤錦風によると「東日本大震災以後には自分の生きた証を残したいと思う人が増えた」という。 文化フォーラム春日井の2階には「日本自分史センター」(Personal History Center of Japan)と呼ばれる小部屋があり、閉架も含めて約8000冊の自分史を所蔵している。所蔵している自分史の閲覧や貸出が可能であり、また無料の自分史相談を行っている。1999年(平成11年)に文化フォーラム春日井がオープンする際、春日井市の文化フォーラム整備室は特色ある文化事業として自分史に目を付けた。「“書のまち春日井”であるだけに字を書くことには親しみがあり、文章も書けるに違いない」との考えから、文化フォーラム春日井の建設時の目玉事業として自分史事業が推進された。春日井市は自分史の文章講座を行ったり、自分史シンポジウムを開催したり、自分史サークルが活動したりと、様々な形で自分史事業を展開している。
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