日本社会党の衰退とは? わかりやすく解説

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日本社会党の衰退

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 03:37 UTC 版)

55年体制」の記事における「日本社会党の衰退」の解説

1960年代に入ると国民新憲法定着し自由民主党議員改憲にはこだわらない議員主流となった憲法調査会第1次)が終了したのもその流れであった。こうして、「保守本流」と呼ばれる議員たちを中心に安全保障アメリカ依存し国防費の分を経済政策当てる軽武装路線基盤とした政策が採られることになった。「護憲と反安保」を掲げ日本社会党にとっては、対抗相手の陰が薄くなることにつながった国民も「安保体制受け入れ始めた1960年代にあって日本社会党イタリア共産党端を発する構造改革論導入し対応しようとしたが、議会政治より社会主義革命優先する左派によって葬られた。その後左派主導の下、「護憲と反安保」にこだわり続けることで支持基盤失っていった。 その上日本社会党支持基盤労働組合に絞るようになり、1960年代以降総選挙のたびに公認候補者を減らす消極策を取るようになった。こうして日本社会党政権獲得意欲失い選挙たびごと勢力衰退させ「長期低落傾向」と呼ばれるうになる。さらに野党勢力その後社会党分派独立して民社党となり、公明党結成され日本共産党伸張起こり一党自由民主党対抗出来政党皆無となった。こうして1975年昭和50年)に成立した構図は「75年体制」とも呼ばれる自由民主党勢力はかげりを見せ始めたが、日本社会党歩調合わせるかのように議席減らした

※この「日本社会党の衰退」の解説は、「55年体制」の解説の一部です。
「日本社会党の衰退」を含む「55年体制」の記事については、「55年体制」の概要を参照ください。

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