日本版での修正
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 08:46 UTC 版)
「Fallout 3」の記事における「日本版での修正」の解説
ベセスダ・ソフトワークスは、居住地である広島・長崎への原爆投下の恐怖への配慮として、日本版『Fallout3』のサイドクエスト"The Power of the Atom"に変更を加えたと発表した 海外版ではメガトンにある不発弾に対し、プレイヤーは「無力化させる」・「無視する」・「爆発させる」のいずれかができる。一方、日本語版ではこイベントの開始条件となるキャラクター・Mr.バークが登場せず、不発弾の爆発はできないようになっている(ただし、データの日本語翻訳はされており、日本語音声も収録されている)。同様の理由で、日本語版では核爆弾のカタパルトがファットマンからヌカ・ランチャーに変更された。本作のローカライズを担当したゼニマックス・アジアの高橋徹 は「核爆弾を用いて多くの市民を殺すという描写は、Z区分(18歳未満購入禁止)に振り分けられる以前に、コンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)の倫理規定に抵触する描写であるため、"The Power of the Atom"の内容を変更するのが最善策であると考えた」と述べた。 その一方で、高橋は、ファミ通とのインタビューの中で、「当初は欠損シーンを修正すればDぐらいはいけるのではないかと考えていたが、そのシーンが問題になるとは思っていなかった」と話している。また高橋は、「なぜ人間が駄目で、スーパーミュータントやグールの欠損表現はよかったのか」とし、「Z指定となると自治体によっては自動的に有害図書にするので、そういう扱いにするくらいだったら規制しないでほしい」と述べた。 さらにPS3版のみの変更点として、以下の修正が追加されている。 食人表現の直接的表現の修正。 政治的プロパガンダを匂わせる発言は翻訳しない。 Pip-Boy3000内の暴力描写についても修正。 「悪人の指/善人の耳」を「悪人の証拠/善人の証拠」という巻物に修正。
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