日本文化の中で
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 13:58 UTC 版)
長崎県松浦市は「アジフライの聖地」として町おこしに取り組んでいる。同市はアジの水揚げ量が日本一であることから、2019年にアジフライの聖地宣言を行い「アジフライの聖地」を商標登録した。アジフライマップの作製やグッズ展開もしているほか、2021年3月には市内の道の駅などに特産品の阿翁石で作られたアジフライのモニュメントを設置している。アジフライを用いた一連の活動によって観光客が急増し、長崎県の観光振興に貢献したとして松浦市は「県ツーリズム・アワード」で最高のグランプリを受賞した。2021年10月には国土交通省が主催する「地域づくり表彰」において、地域ならでは素材に磨きをかけ、多くの関係者を巻き込み情報発信した試みとして評価され地域づくり表彰審査会特別賞を受賞した。また、アジフライは同市のふるさと納税の返礼品にもなっている。2022年3月には同市の松浦魚市場に、パン粉を付けて冷凍された状態のアジフライが購入できる自動販売機が設置された。 長崎県松浦市のアジフライモニュメント 道の駅松浦海のふるさと館 道の駅鷹ら島 松浦駅(松浦鉄道) サンエックスが展開するキャラクターシリーズ・すみっコぐらしには、アジフライの食べ残されてしまった尻尾を擬人化した「あじふらいのしっぽ」という名前のキャラクターが存在する。アジフライを年間500万枚販売し、「アジフライカンパニー」を謳う鳥取県境港市の企業、角屋食品は、同キャラクターとのコラボレーション商品をオンライン販売している。同社社長は商品開発の動機を語る中で、アジフライがキャラクターになるんだっていうのは普通はない。他にはないとこのキャラクターを評している。
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