日本プロバスケットボールリーグの独立
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「プロリーグ構想 (バスケットボール)」の記事における「日本プロバスケットボールリーグの独立」の解説
2002年、同機構に加盟するJBLスーパーリーグの新潟が中心となり、バスケットボール日本リーグのさいたまブロンコス(旧所沢ブロンコス・埼玉県)、横浜ギガキャッツ(神奈川県)、千葉バジャーズ(千葉県)の4チームでプロ化推進プロジェクトが立ち上げられ、2002年7月10日の日本バスケットボール協会理事会にて活性化検討特別委員会の新設が承認された。 2004年1月23日、プロリーグ設立研究会を発足を決定。プロリーグ化に対する回答をJBLに求めるが具体的な回答が出ず、プロリーグ化の進展がないため、8月9日、新潟とさいたまはバスケットボール日本リーグ機構から脱退し、プロ組織による新リーグを結成する方針を明らかにした。具体的にはこの2チームの他全国主要都市を本拠地とする6チーム程度が参加してホーム&アウェー方式による総当たり戦で開催するというものである。そして、2004年8月12日に有限責任中間法人日本プロバスケットボールリーグ設立準備室(2005年4月に株式会社日本プロバスケットボールリーグに改組)を設立した。 新潟とさいたまは、いずれも元は実業団チーム であったが、親会社の支援が打ち切られたことをきっかけに、それぞれ地域密着型のクラブチームに方向転換した。 2004年8月19日に都内で開かれた臨時理事会で脱退理由が規定の「解散(廃部)やチーム譲渡、並びにそれに準ずる事由」に相当しないという理由で脱退が認められなかったことに加え、現行のリーグ戦に所属しているチームなどからの抵抗もあり、プロリーグ化の実現は難航も懸念された。 2004年11月24日、新潟とさいたまは新リーグ「bjリーグ」を結成することを発表。2005年11月の開幕を目指し、地域密着型で安定経営を前提に置いたリーグ戦構成を目指して取り組むことを明らかにした。参加チームは新潟とさいたまの他に宮城県(仙台エイティナイナーズ(89ERS))、東京都(東京アパッチ)、大阪府(大阪エヴェッサ。当初は「大阪ディノニクス」として参加予定だった)、大分県(大分ヒートデビルズ)の4チームを加えた6チームである。 2005年4月13日、都内での理事会で新潟とさいたまの日本リーグ脱退が正式に承認された。日本バスケットボール協会は「プロリーグ参加を脱退の理由とするものではないものの、プロリーグ作りをする意志に変りがないのでこれ以上説得しても難しい」という判断で特例処置とした。
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