日本プロボクシング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:54 UTC 版)
タイトル獲得者など実績を持つ選手は興行の一プログラムとして引退式と合わせて執り行う事が多い。同一ジムから複数の引退選手が出た場合は一興行でまとめて引退式を行う。なお、日本ボクシングコミッション(JBC)では後楽園ホールで行う引退式はチャンピオン経験者のみと規定しているが、そうでない選手であっても功労者として認められる場合はJBCが特例として許可する場合もある。後楽園ホール以外では特に規定はないため、カズ有沢のようにチャンピオン経験がなくても後楽園以外の会場で引退式を開く場合もある。最終的に引退式の実施は所属ジムやプロモーターの意向に任される。そのため世界王座に君臨していた選手であってもジムやプロモーターの都合により引退式が行われない場合がある(例えば具志堅用高の場合、世界王座13度防衛記録を打ち立てたにもかかわらず、毒入りオレンジ事件の影響で引退式が中止になった)。 引退試合は大抵エキシビションとして組まれるが、大東旭、長嶋建吾のようにライセンス失効前に現役最後の公式戦(ノンタイトル)として実施される事もある。 また、試合はせずに引退式のみを執り行う場合(主に傷病やその他個人的事情によりエキシビションすら不可能な選手が行う)や、引退式とエキシビションを別に行う場合(内藤大助)、ライセンス失効から長い年月を経て執り行う場合(竹原慎二)、坂本博之のように引退試合と位置づけた公式戦を戦った後に別日程で引退式、さらに引退記念興行(エキシビション)を開催する例もある。一方、薬師寺保栄の場合、世界王座獲得者であるにも関わらず事情もあって引退式を行えず、ジム設立記念パーティーにてテンカウントゴングを聞いた。2006年4月2日にはビー・タイト事務局主催により、引退選手を対象に「The Final」と題したイベントが新宿FACEで開催され、カシアス内藤を筆頭に18名が引退試合を行った。
※この「日本プロボクシング」の解説は、「引退試合」の解説の一部です。
「日本プロボクシング」を含む「引退試合」の記事については、「引退試合」の概要を参照ください。
- 日本プロボクシングのページへのリンク