日本の随筆とは? わかりやすく解説

日本の随筆

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 06:44 UTC 版)

随筆」の記事における「日本の随筆」の解説

日本における随筆起源10世紀末に清少納言によって書かれた『枕草子』であるとされる枕草子における日常的風景対する鋭い観察眼は「をかし」という言葉象徴されるその後も、鴨長明方丈記』や吉田兼好兼好法師)『徒然草』などの随筆作品登場した江戸時代に入ると、文学的随筆だけでなく、考証見聞録といった随筆生まれた近世随筆について、中村幸彦は『四庫全書』「雑家類」に基づき学問随筆風に述べる「雑考」(佐藤一斎言志四録』など)、思想的随筆を指す「雑説」(室鳩巣駿台雑話』など)、研究考証随筆を指す「雑品」(伴信友といった国学者考証など)、先人書物見聞集めた雑纂」、諸書集めた「雑編」(松浦静山『甲子夜話』など)の5項目の分類提示した。この時代代表的な随筆として、『玉勝間』(本居宣長)、『花月双紙』(松平定信)、『折たく柴の記』(新井白石)、『塩尻』(天野信景)などがある。

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