日本の讃美歌
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日本にプロテスタント宣教師が渡来したのは、1859年であった。1872年横浜で開かれた第1回宣教師大会の時に、ジェームス・バラが讃美歌の翻訳案を提示したのが最初のプロテスタント讃美歌であるといわれる。 1874年に、組合派、長老派、バプテスト派、メソジスト派などから、8種の歌集が出版された。 1903年に、別所梅之助らが、各派共通の讃美歌を出版した。 大正時代の半ばから、讃美歌の改訂の要望が起きて、1931年に別所梅之助らが改訂を行い。讃美歌の改訂版が出版された。 戦後になって、由木康らが中心になって、日本基督教団讃美歌委員会による『讃美歌』(1954年から、刊行中)が出版された。 中田羽後が編纂・翻訳して『聖歌』(1958年から2001年まで発行されていた、日本福音連盟/いのちのことば社)がよく使われていた。 1997年、日本基督教団讃美歌委員会による「讃美歌21」(日本基督教団出版局)が出版された。日本教会音楽研究会・和田健治の編著による「聖歌(総合版)」(聖歌の友社)、日本福音連盟の新聖歌編集委員会により編集された「新聖歌」(教文館)なども刊行されている。 「讃美歌集一覧」を参照 2004年に、エルフェンリートがアニメ化された際に主題歌「lilium」がラテン語かつ歌詞がキリスト教由来のために、長年無かった待望の新作賛美歌として世界の賛美歌合唱団に採用された。
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