日本の自動車のダウンサイジング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 22:34 UTC 版)
「ダウンサイジング」の記事における「日本の自動車のダウンサイジング」の解説
日本においては近年登録車から軽自動車へと乗り換える動きがある。この背景には元来の軽のランニングコスト(税、燃費など)の安さに加え、欧州や新興国などへの展開をにらんで最大公約数的な開発がされているグローバルモデルの多い登録車に対し、軽自動車という規格は日本市場のニーズに特化した国内専用車なので、日本のユーザーによりマッチしているということもある。これには自動車がステータスであった時代の終焉という価値観の転換も大きく関係している。 かつては商用車として見られていた軽トールワゴンの台頭により車内空間が広い車種も珍しいものでなくなったため、狭い道を走り回れる小ささと、人・物の収納を全く苦にしないユーティリティ性能の高さを両立した軽自動車が一般人の手に多く行き渡るようになった。加えて技術の進歩と市場の発展により登録車並かそれ以上の豪華装備や質感が付与されることも当たり前になったことも、ダウンサイジングの波に拍車をかけている。その分購入時価格はBセグメントの登録車をも凌ぐ場合が増えているものの、前述の通り軽自動車の使い勝手の良さから飛ぶように売れている。
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