日本の暖房用ストーブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:47 UTC 版)
石油ファンヒーター 北海道の家庭で見られるストーブの例 日本の家庭で一般的に見られる灯油を燃料にした石油ストーブは、「アラジンブルーフレームヒーター」が優れた輸入製品として知られていた。国産ストーブの第一号は、1856年に武田斐三郎が外国船で見たストーブを参考に、函館の鋳物職人に製造させたものとされる。このストーブの頭部は半球状であり、煮炊きを考慮しない暖房用ストーブとなっている。 北海道など一部の寒冷地域を除いて都市部の住宅事情は煙突を必要とする暖房器具が敬遠され、可搬型の石油ストーブは広く普及して国内メーカーの開発競争もあり日本独自の発展を見せた。手軽さから日本国外でも評価を得ているが、日本国外ではセントラルヒーティング方式による暖房が一般的であり、火災予防の観点からも裸火によるストーブを認めていない国やアメリカの一部の州もある。石油ストーブ製造メーカーの多くは新潟県で興り、現在も本社を同県に置いている。
※この「日本の暖房用ストーブ」の解説は、「ストーブ」の解説の一部です。
「日本の暖房用ストーブ」を含む「ストーブ」の記事については、「ストーブ」の概要を参照ください。
- 日本の暖房用ストーブのページへのリンク