日本の春休み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 06:45 UTC 版)
学校等で年度末から年度始めにかけて設けられる春の長期休暇のことである。正式には学年末休業と学年始休業、あるいは2つを合わせて春季休業と呼称するが、一般に春休みと呼ばれている。大学および3学期制の学校では学期間の休みとなる。 4月を年度の始まりとみなす日本では年度の境目であり、年度の終了および年度始めの準備期間としての意義がある。この時期になると、多くの百貨店・スーパーマーケット・ホームセンターなどでは、新入学や新生活のためのキャンペーンが設けられ、主に学用品(入学服・ランドセル・学習机など)や、一人暮らしに必要とされる家具、電気製品などの生活用品を買い求める姿が多く見られる。また、企業の年度替りの事情から、大規模な人事異動が行われることが多く、引越しの需要が多い時期でもある。なお、引越しなどをしない者にとっては、文字通りの春季の休業となり、この時期に「春」という季節を十分に味わうことができる。 なお、学校における春季休業であるだけに、一部を除いた大多数の社会人(職業人)には与えられておらず、むしろ年度末・年度始めで普段より忙しいことも少なくない(学校の教職員も同様に勤務日である)。このライフスタイルの違いゆえに、成人後の多くの人にとって、学校における春休みの存在感や自身の学校時代の春休みの記憶は、夏休みや冬休みのそれに比べて希薄な傾向にある。
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