日本の景気70年周期論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/17 04:14 UTC 版)
山下は1980年頃より日本が経済官僚の支配の結果、方向性を誤り経済的に崩壊すると予感。その後、恩師である公認会計士の島田信愛より景気循環論を学んだが、島田の理論では日本の景気循環は80年周期であった。しかし、山下は村田吉徳が1999年に公表した『Excelによる実践経済シミュレーション分析』(技術評論社)での「拡大期と収縮期は、同じ長さでなくてもよい」という考え方の影響から70周年周期が正しいと考えるようになる。山下の理論では明治維新以降、1876年と1946年にどん底があり、ピークは2度のバブルである1919年と1989年であることから2016年にどん底を迎え、そこで大転換が起こり今の円は新円に切り替えられ、国債は切り捨てられ、再び拡大期に入るというものである。山下は2016年のどん底を「平成大津波」と呼び、リスク回避として不動産投資が最も有効であるとしている。ただし、2016年はすでに経過したが、「平成大津波」がやってくれば、すぐに国家破綻を迎え日本経済はどん底になると主張している。
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