日本の企業による放送開始
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 16:20 UTC 版)
「民間放送」の記事における「日本の企業による放送開始」の解説
日本では1924年(大正13年)に大阪朝日新聞が昭和天皇御成婚奉祝式典の中継、大阪毎日新聞では第15回衆議院議員総選挙開票中継など民間企業によるラジオ放送が実験的に行われていた。まもなくして逓信省が中心となり放送の免許制が整えられ、新聞社や通信会社との調整の上、1925年(大正14年)に社団法人東京放送局・大阪放送局・名古屋放送局(のちの日本放送協会。NHK放送センター、NHK大阪放送局、NHK名古屋放送局)が設立されると新たな民間放送の設置が制限された。 太平洋戦争終結後、日本を間接統治したGHQは当初、軍事的な立場と急進的な放送局の出現を危惧し「NHK独占、民放却下」の原則を打ち出していたため民放の設置は否定されていた。その後、1950年(昭和25年)に民間放送の設置が認められる放送法が公布施行され、翌年の1951年(昭和26年)9月1日、愛知県の中部日本放送(現在のCBCラジオ)と大阪府の新日本放送(現在の毎日放送・MBSラジオ)のラジオ放送開始(CBCラジオが6時30分本放送開始、MBSラジオが12時本放送開始)が日本で最初の民間放送としている。テレビジョン放送の第一号は1953年(昭和28年)8月28日にVHFにより放送を開始した日本テレビである。
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