日本での受け取られ方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 04:35 UTC 版)
「フランク・ザッパ」の記事における「日本での受け取られ方」の解説
日本の著名なファンや研究者としては、大山甲日、ヤギヤスオ(八木康夫)、茂木健などが挙げられる。 アナログ時代には日本での認知度が低かった事もあり、国内盤が発売されなかった作品も多い。名作の誉れ高い『ホット・ラッツ』もその一つだった。ザッパは1976年2月に唯一の来日公演を行った。その結果「来日公演以来ファン同士のネットワークが形成され」、「それまでの奇人変人といった評価から、彼の正統的な音楽性が評価されはじめ」たことで、国内盤の発売が増えたという。アナログ時代の国内レーベルは日本グラモフォン、ビクター、ワーナー・パイオニア、CBSソニー、東芝EMI各社である。CD化以降はMSI, ビデオアーツにより国内盤が発売された。 国内盤が発売されると、アルバムや楽曲の多くに原題とは全く無関係な邦題がつけられた。正方形や三角形がジャケットに描かれたアルバム"Ship Arriving Too Late To Save A Drowning Witch"には『フランク・ザッパの○△□』、"No Not Now"という楽曲には『いまは納豆はいらない』というように、単に原題の語感やジャケットのデザインにこじつけただけのものであった。これらの邦題はCBSソニーのディレクターで当時ザッパを担当していた黒田日出良(渚十吾)が考案したとされる。さらに、これらの日本盤にはヤギヤスオ(八木康夫)の解説文が寄せられ、『フランク・ザッパの○△□』には「回を重ねるごとにエスカレートする超豪華解説書『マンコ・カパックの友』」が付された。
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