日本での受容状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 00:21 UTC 版)
アン・ライスの名声は米国内では不動のものとして確立し、日本においても、最も名高い「ヴァンパイア・クロニクルズ」シリーズから別名義で書かれた官能小説的シリーズに至るまで、多数の著作が多くの種類にわたって翻訳されており、コンテンツ文化における、特に吸血鬼の表象については大きな影響を及ぼしている。しかし、「ヴァンパイア」シリーズも完訳には至っておらず、2003年以来新規の翻訳出版は為されていない。 これに関して、あるファンが続刊嘆願運動を起こそうとして、2004年に翻訳版元の一つ扶桑社に連絡をしたところ、翻訳権のライセンス料が高騰しているのでこれをまかなうことが難しい(他版元である徳間書店もおそらく同様)という旨の返答を受け取ったことを、ファンサイトで報告している。ライスは映画やブロードウェイでの舞台、TVドラマなどに進出していったが、キリスト教要素と密接に関連することが多いこともあってか、日本では『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』に加えて続編の『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』が公開されたのみに終わっている。
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