新技術の採用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 16:28 UTC 版)
発光ダイオード (LED) の実用域が広がると、鉄道車両については運転室内の機器表示灯→車側表示灯→標識灯の順に採用が進んだ(京阪電気鉄道の場合は、1988年導入の6000系第13編成において初めて標識灯にLEDを導入、続いて1989年の7000系と8000系にLED行先表示導入の順となっている)。 『鉄道ファン』誌新車ガイドによると、日本の鉄道車両におけるLED標識灯の初採用は、営団01系電車量産車や、東武5070系の頃から。ただし後述するが、この2系列は通過標識灯は装備していない。 当初は従来の白熱灯が入っていたスペースにただLEDを入れただけだったが、やがて白熱灯には真似できないデザインとして、近鉄の21000系以降の特急車両や5200系のように、長方形の大型LEDを敷き詰めた標識灯が登場した。またLEDは灯具の色そのものを尾灯用(赤)と通過標識灯用(黄)で変えられるため、白熱灯のように赤いフィルタも二つ並べた灯具も必要なくなり、一種類の標識灯で兼用するタイプが再び増えてきた。 近鉄26000系電車。LEDを敷き詰めてデザインしている例。 名鉄3700系。一種類の識別灯で尾灯と通過標識灯を兼用している。
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