新快速停車駅へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:22 UTC 版)
駅の発展に合わせて新快速停車の声が地元から高まり、2007年(平成19年)11月19日には草津市・草津商工会議所・学校法人立命館・松下電器産業松下ホームアプライアンス社(現在のパナソニックホームアプライアンス社)の4者連名で、当駅での新快速電車の停車ならびに京都駅 - 西明石駅間で運転されている普通を草津駅へ延伸するようJR西日本に対し請願した。しかし、当時JR西日本は「南草津駅の利用状況からこの地域が重要な拠点として認識しているが、収益性や米原・長浜への速達性の確保の観点、さらには、南草津駅より乗降客数が多くても新快速が停車しない駅もあるなど、現状では大変厳しい」と草津市に回答した。 2008年(平成20年)2月24日、新快速停車を公約に掲げた橋川渉が草津市長に初当選(3月21日就任)した。2009年(平成21年)12月2日には、2011年春のダイヤ改正での当駅への新快速停車を目標に「南草津駅新快速停車促進期成同盟会」が設立され、草津市・市自治連合会・草津商工会議所・立命館大学・パナソニックホームアプライアンス社などの7団体が中心メンバーとなった。同会は設立とともに署名活動を始め、最終的には目標を大きく超える61,162名の署名が集まった。署名は要望書とともに2010年(平成22年)2月18日にJR西日本に提出された。 地元の要望を踏まえて、JR西日本がダイヤ改正で新快速が全列車停車することが発表され、2011年(平成23年)3月12日から新快速の停車が開始された。新快速の停車駅追加は、運行区間の延伸によるものを除くと、1997年(平成9年)3月8日のダイヤ改正で尼崎駅に新規停車して以来14年ぶりとなった。 新快速の停車に伴い、南草津駅に停車する列車は平日170本、土日休日156本から平日293本、土日祝日266本に増加した。
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