新宿梁山泊とは? わかりやすく解説

新宿梁山泊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/04 09:19 UTC 版)

新宿梁山泊(しんじゅくりょうざんぱく)は日本劇団

概要

1987年金守珍を代表に「役者集団」「役者が中心となる劇団」というコンセプトの元に結成。劇団名は好漢が集う中国小説水滸伝』と、唐十郎アングラ演劇上演を開始した新宿に由来している。

当初、まずは唐十郎作「少女都市からの呼び声」を上演する為に発足。次いで第三エロチカ座長・川村毅や「劇団3○○」(げきだんさんじゅうまる)主宰・渡辺えり(旧芸名「渡辺えり子」)に脚本を依頼。

座付き作者鄭義信の作品を上演していたが、1995年鄭退団後もテント芝居など唐十郎・寺山修司に代表されるアングラ演劇の志を継承し、現在も積極的に上演している。

海外公演にも積極的で、韓国公演を毎年のようにおこなうほか、中国、台湾、ドイツなどでも公演をおこなった。1989年の韓国公演「千年の孤独」で、1989年度テアトロ演劇賞、第17回青丘賞受賞[1]

2007年、新宿梁山泊が鄭義信の『それからの夏』を上演しようとし、鄭は自身の著作権を主張してこれを差し止めたが、新宿梁山泊は、この戯曲および『人魚伝説』が劇団の共同制作であることを主張し、自主上演権を求めて裁判所に提訴した。この裁判は、2008年4月新宿梁山泊が提訴を取り下げることで実質的に鄭義信の勝訴に終わった。

俳優

主な公演

  • 『千年の孤独』
  • 『人魚伝説』
  • 『映像都市(チネチッタ)』
  • 『少女都市からの呼び声』
  • 『吸血姫』
  • 『ジャガーの眼』(2014年)
  • 『二都物語』(2015年)
  • 『新二都物語』(2016年)
  • 『腰巻おぼろ』(2017年)
  • 『ユニコン物語』(2018年)

脚注

外部リンク


新宿梁山泊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 00:12 UTC 版)

六平直政」の記事における「新宿梁山泊」の解説

※特に記載のないものはすべて金盾進演出パイナップル爆弾 新宿八犬士外伝1987年、作:川村毅カルメン夜想曲1987年、作:鄭義信夜に群がる星の騎馬隊 昭和の終わり暗い日曜日1988年、作:渡辺えり子) アンモナイトクエスト 遠く雷鳴聞こえる夜(1988年、作:山川三太千年の孤独1989年、作:鄭義信千年の孤独1989版(1989年) 風 帝都篇(1989年、作:小檜山洋一千年の孤独 最終決定版1989年人魚伝説1990199119921993年映像都市1990年、作:鄭義信 演出百八竜映像都市19911991年) ジャップ・ドール(1991年、作:鄭義信リュウの歌(1992年、作:小檜山洋一少女都市からの呼び声19931994年、作:唐十郎) 風のほこり(2006年、作:唐十郎月光騎士2007年、作:コビヤマ洋一

※この「新宿梁山泊」の解説は、「六平直政」の解説の一部です。
「新宿梁山泊」を含む「六平直政」の記事については、「六平直政」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「新宿梁山泊」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「新宿梁山泊」の関連用語

新宿梁山泊のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



新宿梁山泊のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの新宿梁山泊 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの六平直政 (改訂履歴)、金久美子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS