新スポーツ・コンベンションセンター計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:15 UTC 版)
「鹿児島県総合体育センター体育館」の記事における「新スポーツ・コンベンションセンター計画」の解説
県体育館は建築から60年が経過して施設の老朽化が問題になっていた。新施設の整備計画は2009年に始まったが、候補地選定をめぐって二転三転した。同じく鹿児島県営の県武道館(鹿児島県総合体育センター武道館)と共に移転整備が議論検討され、伊藤祐一郎(当時鹿児島県知事)が鹿児島市内の商業施設『ドルフィンポート』に隣接する県有地に鹿児島県立総合体育館を新設する構想を打ち出したが、市民の反対の声により、2013年8月に県立総合体育館新設構想は白紙撤回された。 2016年6月、三反園訓(当時鹿児島県知事)がJR鹿児島中央駅西口の県有地と隣接する日本郵便の土地を合わせた約1万6千平方メートルが最適地として整備構想を打ち出したが、交通混雑の問題など諸問題をクリアできずに反対意見が多く、2019年9月10日この構想を撤回。同年11月28日、今度は候補地として県庁東側の県有地を選定し、隣接地のMBC所有地買収の交渉に入ったが難航。2020年7月の県知事選の結果、知事が交代したことにより、この構想も実質上白紙に戻った。8月には塩田康一知事がMBCとの交渉は白紙になった旨を明かした。 2021年11月に有識者でつくる検討委員会の初会合が開かれ、2022年1月31日に構想案がまとめられ知事に提出された。 新施設は鹿児島市本港新町のドルフィンポート(2020年閉館)跡地に整備する計画で、新施設の呼称は多目的利用がイメージしやすいよう「スポーツ・コンベンションセンター」となる。ただし正式名称は命名権(ネーミングライツ)を含めて検討されることになった。2022年度中にドルフィンポート跡地の地盤の強度や地質の調査を終える予定である。
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