放送持株会社化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 08:50 UTC 版)
KBCが掲げている2018年度から2022年度の中期経営計画では、KBCのありたい姿として、「地域とともにあるナンバーワンメディア」として、「地域の人びとに価値ある情報コンテンツを届け続けること」をミッションとしていた。その一方で、メディアを取り巻く環境は大きな変化を続けており、2019年に『アサデス。アプリ』として、それを通じた情報提供を始めたほか、2022年4月からは『アサデス。KBC』のリアルタイム配信を行うことになっている。 このような環境の下、数年間にわたって、「将来にわたって地域から必要とされるメディア」として、「企業としてどうあるべきか」を検討した結果、従来のKBCとしての放送局としての歩みを踏まえながら、「新しい時代にグループ一体で柔軟に対応できる経営システム」として、2022年3月25日に開かれた自社の取締役会で放送持株会社を決議し、2023年4月1日に放送持株会社への転換という結論に至った。この新たな経営システムを土台にして、「地域ナンバーワンメディア」から、「放送+αの力で地域の魅力や価値を最大化」を行う、「地域をプロデュースするメディアグループ」への進化を図る。 現在の九州朝日放送は『KBCグループホールディングス』に社名が変更になる予定で、2022年3月25日に自社の取締役会で、2022年4月1日に発足する準備会社『九州朝日放送分割準備会社株式会社』に、現在の九州朝日放送が持っているテレビとラジオの放送事業を吸収分割して、2023年4月1日付けで『九州朝日放送株式会社』(2代目法人)に社名を変更予定することになっていて、全国で11番目、福岡県内の民間放送局で放送持株会社はRKB毎日ホールディングスに続いて2番目となり、テレビ朝日系列ではテレビ朝日ホールディングス、朝日放送グループホールディングスに続いて3番目になる予定。なおテレビ・ラジオを分社化した朝日放送グループホールディングスとは異なり、同じ福岡県内のRKB毎日ホールディングスと同様にテレビ放送事業とラジオの放送事業をは分離せずラジオ・テレビ兼営局を継続する予定。
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